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想う生き物

様々なものを「想う」毎日を「明るく・楽しく・いやらしく」ワキャキャと書いていきたいです。

2013-06

香り

ふとした時に柳田さんと同じ香りを感じる。


正確に言えば、柳田さんちと同じ洗濯洗剤の香り


泊まりに行った時に、見るのを忘れたから何かは分からないけど、いい香り。


きちんと覚えて、同じ香りをまとったら…それこそ落ち着かないし、慣れてしまうよね

だから、明日はたくさん嗅いでくる。


明日は、ゆっくり過ごすんだって(≧∇≦)

考えないこと

カテゴリーがないので闇の話に振り分けますが、今の話。

おさらいの記事について、いただいたメール。
もちろん、その方は不安にさせたくて言ったんじゃないって分かってますし、思った事をストレートに書かれたコメントは嬉しいですからね

人の脳の働きについて「極限状態で脳が持ち主を守るために、記憶を書き替える事があるらしい」というコメントをいただきました。

その中に「木蓮さんの脳が『持ち主にとって長く深い闇を抱える方が「マシ」だ』と判断した「本当のあの時」を想像すると涙が出て止まりません。」とあった。

記事にも書いたけど、私は天井からクーの「死ね」という声が降ってくる気がする時がある。

あれは天井からではなくて、上からなのかもしれない。

脳が消しきれなかった記憶なのかもしれない。

だけど、どうしても思い出せないというか、思い出すのは同じ記憶

考えない。


だけど、そんな風に私の記憶を想像してもらえて

嬉しいとは違う


幸せだ。

チラリズム・トナリズム。

皆さま、聞いてください。

本日当社はPCのメンテナンスと配置換えがございまして、木蓮は不動の金庫番なので配置換えはなかったのですがPCが新しくなりましたのですー

………そしたら辞書登録した顔文字が消えました(・Д・)がーん(←手作業で作りましたw)

お気に入りの(≧▽≦)も(TДT)も手動。


ま、それは良いんですけどね


で!

なんと!

柳田さんが木蓮の隣の席になったんですよ!

あわわわ、緊張しまくりです

まだ柳田さんは帰ってきてませんが、明日から木蓮はエブリデイ「手毛と顔の産毛をケア」しなければいけなくなるってことです!

女って大変ですよねぇ、トホホ。


なんて言いながら、お隣さんは嬉しい(≧m≦)

嬉しいけれど、前の離れた席で何気なしに顔を上げた時に目が合う「ドキ!」も、それもまた良い。

今度からは見てるのバレまくりですからねwww


ああ、チラリズムを恋しく思いつつトナリズムに胸躍らせる木蓮でございます。

闇の話を終えて

闇の話を書き始めた時、まさかこんな風に話が終わるとは思っていなかった。

クーがああなるとも

おさらいをして自分の闇がどう変化したとかもない。


ただ、3歳の時、泣いて私の名前を呼んだダイが
真っ暗な電話ボックスの中で身体を縮めていたダイが
あんな風に成長して笑って、夢があって、愛する人が居るなんて聞いて

嬉しい気持ちと同時に「ああ、時間は流れてるんだ」と変に痛感して


その闇を忘れてしまうとか、捨てたり開き直るとかじゃなくて
今まで抱えていた闇をこれからも流れて行く時間の「今」という地点に、そっと置いて歩いて行ってもいいのかなと感じています

戻る事は出来ないけれど、振り返る事はいつでも出来るから
もうずっと抱えている必要はないのかなと

これから目指すのはダイにとって「似たような闇を共有する大人」ではなくて「ダイに闇を与えたりしない大人」

というか、ダイはもう子供じゃない

私も「大人です!」とダイに胸を張って言えるような立派な大人じゃない

流れの先を歩いてるってだけのこと


ダイにももちろん幸せになってもらいたいけれど


私だって負けない(笑)

これからダイがどんどん良い男になっていくのを「親戚のおばさん(ダイは親戚のおねえさんと言ってくれたけど←お気遣い出来るなんて大人ね)」的に見守りながら

決まって最後はこう言ってやるんだ

「柳田さんの次に良い男ね」って

「おい!柳田さんと俺の次だろ!ばかやろうめ!」って声が聞こえてきそうだ(笑)


闇の話は当初予想もしていない着地点でだけど、これで終わり。

長い間ありがとうございました。


木蓮


追伸。

いただいたたくさんのコメントにこれから1つ1つお返事をしようと思います。

が!

「鍵コメント様」へ って・・・・・・書きますが、ここ数日の鍵コメント様率が・・・・・・Σ('ω'ノ)ノ!

「おそらくこれが私への返事だろう」と思うものを探して下さい(。・Д・)ゞ ごめんなさい。

と、「お返事はいりません^^」というコメント様にもお返事しちゃうます。はい。


まずは、お返事を書けない「鍵来たコメ」をくださった皆さまへ、ひとまとめになってしまって申し訳ないですけど、ありがとうございました。

尚、希望の方がいらっしゃいましたら、梅雨のジメジメした寝苦しい夜の夢に忍び込んで「お礼の舞(激妖艶編)」を踊りますけど・・・・・・いませんね?はい、いませんね。


しんみりした記事が続きましたけど、木蓮が元気です!

良い事もあったりしたんですよ~(≧m≦)うふふ~

おさらい

「あれはお前の記憶そのまま、だよな?」

店長はあえてなのか「ブログ」とは言わなかった

「うん」

「分かった、やっぱりなお前が記憶してるのと少し違う部分がある。」
そう言って店長はクーの父親とダイをチラッと見て続ける

「まず、あの日な、ダイがクーの面会に行って怒鳴り散らされてお前に電話をしたってところで、まず1つ
そこでな、帰ろうとするダイの手をクーが掴んで、ダイはクーを振り払うみたいな形になってな
その手がクーの顔に当たった事にクーが腹を立てて、ダイはクーに殴られたんだよ

で、お前に言ったのは「あいつを殺したい」じゃなくて「あいつに殺されるかと思った」だ」

店長の言葉にダイが「うん、俺、木蓮さんにそう言ったのハッキリ覚えてるから間違いない」と頷き

「その一連の話を聞いて私は娘の行動に・・・・・仕返しというとアレですけど、ダイが殺されかけたって事を許せず木蓮さんが病院へ行ったと思って店長さんに連絡をして私も病院へ向かいました。」とクーの父親が続ける


「で、だ。こっからが大事だぞ」

「うん」

「お前は自分がクーに馬乗りになって首を絞めてたと言ってたけど、それは逆だ。」

「え?」私より先に柳田さんが声を発する

「俺達が病室に入った時、馬乗りになって首を絞めてたのはクーで絞められてたのが木蓮だ」

「・・・・・・・え?」

「本当ですよ、床で娘は…「死ね」と叫びながら木蓮さんに馬乗りになって首を絞めてました。木蓮さんはグッタリしていて、私達は慌てて娘を羽交い絞めして引き離しました」

「・・・・・嘘だ」

「嘘じゃねーよ、少なくとも俺達が見た時はそうだった
おやじさんが土下座をしたのは『娘がお前を殺しかけた』からだぞ」

「こんな事を言うのは申し訳ないですが、店長さんの言うとおりです。
あの時私は、ダイの為に木蓮さんが仕返しに行って返り討ちというか…逆にやられたんだと思いました。

娘を引き取らざるを得なくなったのは度重なる娘の職員さんへの暴力行為があって、それは軽度と言えば軽度だったので注意で済んでいたのですが
さすがに面会者への過度の暴力行為があってはこれ以上入院させておくのは無理だと言われたからで

決して木蓮さんのしたことを帳消しにしてもらうとかそういう話ではなかったんですよ」

「・・・・・・」

「孫の為に立ち上がってくれた木蓮さんが無事で本当に良かったと思いました。」

「俺達が部屋に行く前の事は知らないからな、怪我の状況から察するだけになっちまうけど
最初にバックで殴ったのは殴ったんだろう、手を噛んだのも噛んだだろう、それはクーに傷があったらしい
で、ベッドから蹴落とされて、馬乗りになられて首を絞められた辺りで記憶が曖昧なんだろうな」

「娘の傷は顔のアザと手の噛まれた痕、顔から首にかけてのちょっとした引っかき傷でした
木蓮さんご自身の傷については覚えてますよね?」

「…はい」

「俺たちが見てない部分のお前の殺意は、それこそ闇の中だ。でもな、結果的なものがお前の闇を薄めるとは言わないけどな、どうみてもお前の方がボコボコにされてたし、殺されかけてたのはお前の方だってのは間違いない」

「・・・・・木蓮?大丈夫?」

生々しい言葉に記憶がグラグラと蘇ってぼんやりしているのを柳田さんが呼びもどす

「私達はあの出来事・・・・・殺されかけた木蓮さんに、これ以上、娘の事やダイの事を耳に入れるのは申し訳ないと思いました。
だから、と、それから先の窓口を店長さんが引き受けて下さって、それにすっかり甘えてしまった。

娘が木蓮さんに手をかけたこと、それは私にとって妻が自殺した時以上に「娘を野放しにした責任」を感じた出来事でした。
それによって今思えば病んでいたとしか思えないような行動もしました。

私は木蓮さんが我が家と関わり続ける事で、あの日の事を忘れられなくなってしまうんじゃないかって恐くなってしまって、そのうち疎遠になってしまったんです。」


「簡単に言えば、誰もお前の解釈が間違ってるなんて思ってなくて、お前が恐怖で距離を置いてると思って、こっちは気を使ってたんだよ
だからダイの事も話してない部分がたくさんあった」

「木蓮さんは例え自分が嫌な事を思い出すとしてもダイの事を何とか出来ないかって考えてくれる人だから、距離を置くことであの日の事を忘れて欲しかったんです」

クーの妹がそう言っても、私は何がなんだか理解しきれない


「でも…私…」

「残念ながら、お前の殺意そのものをなかったと言えるような真相ではないけどな
ただ、間違って認識してる部分があるのは本当だ

俺たちが言ってる流れだと、おやじさんが土下座したのも、お前にクーの首を絞めた感触が感じられなかったのも、納得いくだろ?

多分、お前はダイがクーから暴力を振るわれたって聞いて、殺されそうになったって言葉を聞いて頭が真っ白になったんだろうな

で、暴行を受けてか、ベッドから落ちてか、何らかの衝撃で記憶が曖昧になって
自分が全面的に悪いって思い込んだんだろ

あくまで俺の推測だけどな」

「私も店長さんの推測でほぼ間違いないと思います。」

「木蓮・・・・・大丈夫?」

話が終わってもぼんやりしたままの私に柳田さんが声をかける。


言ってる事は理解出来るけれど、自分の記憶とあまりに違い過ぎてる。
店長の言うとおり、それで私の「殺意を持って、実行した」という闇が消える事はないし、長い年月「こうだった」と思ってきていた事が「実は少し違っていた」というだけのことだけど
「じゃ、私の記憶違いだね」と簡単に受け入れる事が上手に出来ない。

「あの時、俺が直後で気持が落ち着かないうちに木蓮さんに連絡したりしたから・・・・・きっとそれで・・・・」

「あの・・・・・」ダイが沈黙をどうにかしようと話し始めた所で柳田さんが口を開く。

「ダイ君、ごめんね。
俺、ここで話を聞かせてもらって、言おうと思っていたのは、店長さんやクーさんのお父さんが木蓮を止めてくれたことと、ダイ君がそれを打ち明けてみんなを動かしてくれた事に
自分はその頃、木蓮と出会ってもいなかったけれど・・・・・感謝しますって言いたかったんです。

でも、今は、ダイ君、店長さん、クーさんのお父さんに感謝したいのは木蓮が命を無くしたかもしれない状況を止めてくれてという事です。

本当に、ありがとうございました。」

「そんなそんな、柳田さん、感謝をしないといけないのは私達の方なんですから」
深々と頭を下げる柳田さんにクーの父親が慌てて立ち上がる

「とにかくな、木蓮、もう終わったことだ。
ダイもそうだけど、木蓮も、もう「それ」を言い訳に下を向いてなくてもいいんじゃないか?」

「俺はもう大丈夫。両親とじーちゃんの他に木蓮さんも柳田さんも・・・・ま、店長さんも、俺の大事な人がたくさんいるから」

「ま、ってなんだよ。俺が一番大事だろ?ぶっちぎりだろ?」

店長にぐりぐりと頭を撫でられて「そうですそうです」とダイが言ってみんなが笑う

「あいつがああなって初めて、皆がホッとしてこうして笑えるなんて・・・・・お恥ずかしい限りです」

「本当、色々辛い事ばかりあり過ぎた。」

クーの父親と妹がしみじみ「やっとこれで終わる」とため息交じりに言った。

「乾杯ってのも違うけど」
妹の旦那さんがグラスとビールを出してきて配る。

「・・・・・・・じゃ、『終わり』とこれからの『幸せ』に」
店長の声にみんなが静かにグラスを合わせた。


「ってとこで、柳田さん」
そうそうに焼酎に切り替えた店長が柳田さんにすすめながら「全部聞いたところで、木蓮とは別れるのかい?」と聞く

「そんな気は一切ありません」
柳田さんの答えにクーの妹が「ひゅ~」みたいな事を言って、ダイが「店長さん、ガッカリだね」とひやかす

「ばかやろうめ!俺はな、柳田さんが「別れます」って言ったら軽トラの荷台に積んで畑に放り投げに行こうと思って聞いたんだよ!」

事情を知る人がみたら「なんて不謹慎な」と思うほど、それから先はみんなで笑ってみんなで呑んだ


明け方、柳田さんと私、店長が眠い目をこすりながら個々の車に乗り込み手を振り合う。


「木蓮さん、また近いうちに今度は女子会ね!」
「柳田さん、今度は男子会で!」
そんな言葉に笑顔で走り出す事が出来た


「眠いよね、今日仕事辛いね」
「全然、とは言えないけど、行って聞けて話せて良かったよ」
「うん」

まだ少し体内に残るアルコールと、あまりにも色々な事があり過ぎた時間

あまりにぼんやりするから「もしかしたら夢?」と思うほど

「木蓮の周りには素敵な人がたくさんいる」
「断トツ1位は柳田さんだよ?」
「ありがと^^」

そんな優しい空気が充満した車を、明けたばかりの朝が祝福するように包んでいる気がした。

ダイと会う

病院を出てそれぞれの車でクーの妹の家へ移動する。

「大丈夫?木蓮」
クーの父親と個々に号泣してぼんやりしていた私を柳田さんが気遣う

「店長さんが話を聞いておきたいなら同席してって言ってくれたんだけど…木蓮は俺がいても平気?」
「うん、私は…大丈夫、でも、ごめんね 付き合わせちゃって」
「ううん、俺がお願いしたようなもんだから」



「どうぞどうぞ、木蓮さんご無沙汰してます」

電話やメールのやり取りはわりと頻繁にしていたけれど顔を見るのは確かに久しぶりなクーの妹はにこやかに私達を招き入れた

「木蓮さん!大希、大きくなったでしょう?」

その声に反応してリビングのソファから立ち上がったダイは大きくなったとかいう問題じゃなくて
そりゃ3歳から会ってない訳だから当然なんだけど、それでも男の子と呼ぶには大人過ぎるし男性と呼ぶにはまだ少し子供っぽい
背が高くて適度に色の黒いダイが戸惑いを隠そうともしないでペコリと頭を下げた

柳田さんの紹介が済んで何となく「しん」としたリビングで店長が切り出す

「じゃ、黙りこくっててもなんなんで、大希の話からしますか」

その言葉にクーの父親は「前にした内容と同じ話になるけど」とダイに念押しして私達が分かってるダイの生い立ちを話し始めた。

クーがダイを木蓮の家に置き去りにして、木蓮がダイと生活をして、養子にする事を決めたけれど
最終的には私たちのワガママで家に戻す決断をした。
というダイにとっては悲しい話になってしまったが、ダイはそれを何度か小さく頷きながら聞いていた

「いい?もう分かってると思うけど、ダイはこれだけの大人に大事にされて大きくなったの
本当の母親の気持ちや父親の気持ちは今となっては分からないけど、それよりもっと深い愛情を持って育てられたって事忘れないでね」

ダイは「はい」とクーの妹の言葉にはっきりと返事をして「ありがとうございました」とこっちに頭を下げた

「ダイは抱けば降りたがらなくてなー、俺が抱いて木蓮が抱いて、大変だったぞ。今はさすがに抱けないけどなー」
重くなった空気を店長がほぐすとダイがニコリとして「ゆくゆくは俺が店長さんを抱くようになるのかな」と言い返す


家に入った時から思ったけれど、店長はここに来慣れてるというか、ダイと接し慣れてるというか
どう見ても初めてじゃない感じがある

「店長?」
私の戸惑いを察した店長が「ここからは色んな意味でおさらいになるからな」と軽く座り直して話し出す

「あの日の後な、ダイの父親が・・・・・まぁ、薬物中毒で大分前に亡くなってる事が分かったり
おやじさんが実家を売って離れて暮らしたり・・・・まぁ、色々あってダイが随分荒れたんだよ
荒れたって言ってもヒキコモリ系な、で、・・・・・まぁ、暴れたり、自殺未遂をしたりな」

「・・・・・うん、そのへんは少し聞いた」

言葉を選び選び話す店長を見かねてクーの妹が代わる

「私達が腫れ物に触る様にすればするほど大希は苦しくなっちゃったんだと思う・・・・・・分かってはいたんだけど私達も『本当の親じゃない』なんて悩んだりもしちゃって・・・・・」

「その間もダイは自殺未遂を繰り返したんだけどな、結局は『死なない程度』をな
俺はその少し前あたりから2人(クーの妹と旦那さん)から相談受けてて・・・・・」

「うん」

「明け方まだ暗いうちに、店長さんが俺の部屋のドアを無理矢理こじあけて俺をさらいにきたの」

ダイの言葉に木蓮と柳田さん以外の大人が吹き出して、柳田さんが「え?」と声をあげる

「せっかくの若い労力だからな、ひきこもらせたら勿体ないだろ?
事前に両親の許可も得たから拉致じゃないぞ」
得意気な店長を見てダイが笑いながら続ける

「軽トラックに乗せられて、びっくりするほど広い畑に着いたらポーンって放られて『とりあえず収穫しろ』って」

「えええええ!そんな話、初めて聞くけど」

「その時店長さんが『帰りたければ止めはしないから歩いて帰れ、でも今帰ったらお前は腐るぞ。
本物の親みたいな人生を歩みたくないって思うなら腐るな。腐りたくなければ働け』って言って

俺、気が付いたら店長さんの真似して夢中で野菜を収穫してた」

ダイが楽しそうに話してくれるから自然と笑顔になる

「それから1ヶ月近く、店長さんの家に転がり込んで戻ってきた時には別人みたいになってたな」

「今も学校の休みとかは通ってるから筋肉も日焼けもすごいでしょ?ウチは野菜もらえて助かってるしね」

「今は生意気にバイト料取るけどな(笑)」

みんなで明るい話題として当時を振り返って笑う
その話題に取り残されている私と柳田さんは少し遅れての笑いになってしまう

「そんな風に元気になってきた時、自殺未遂して運ばれた病院でお世話になった看護師さんがね、自分も親との関係に悩んで同じように自傷したことがあるって手紙をくれてね
その人と色んな事を話してダイ自身が「看護師学校へ行きたい」って言い出したの」

「そうだったんだ・・・・・」

「まだ学生だけど、卒業したらすぐその人と結婚する予定です」

「ええええええ!そうなの?」

「年上女房だからな」

「店長さんが独身看護師紹介しろってうるさくて、困ってます」


全然知らなかった「こっちの話」に嬉しくもあるけれど何だか淋しい

私はその辺の話を一切聞いてなかったから

「・・・・・・・・・・全然知らなかったよ」

ついもらしてしまった言葉にせっかく和んでいた雰囲気はピタリと止んで「ん、そこからが『おさらい』だからな」と店長が真顔になる

「木蓮も柳田さんも、いいかな?」

何だか大袈裟な切り出しに背筋を正して「うん」と返事をした

混乱してます

続きを書いているのですが、内容に混乱していたせいか今も上手に文章がまとまりません。

あったことをそのまま書いているだけなのですが…柳田さんの方がよっぽどきちんと覚えているので、私の記事に補足をつけてもらおうと思うくらいです。

バカで申し訳ありません、今日中にまとまりそうにありません。

クー へ

「クー?」

返事がないと分かっているけどもう一度呼びかけてみる

スゴーというイビキのような呼吸を繰り返すだけのクー

「もうね、そいつが何を感じているのか、何も感じてないのか、それすら分からないんですよ」

クーの父親の言葉に何も言えず、ただクーを見つめる

「木蓮さん、しっかり見といて下さい、木蓮さんを苦しめ続けたそいつの姿を、目に焼き付けておいてください
詫びる事も償う事もしない事は親である私の責任です、それは私が死ぬまでしていつもりです。」

「そんな・・・・・」

「でもね、木蓮さん。ダイにもその姿を見せて言ったんです。
もうお前を追いかけてくる事はないってこと、良く見て覚えておきなさいって

お前を苦しめる事はない、その代わり、お前ももうそれを言い訳にしないで強くなりなさいって」


そう、私もここに来るまでそういう気持ちがあった

この目で確かめておきたいという気持ち

これでもう、深夜の非通知や公衆電話からの着信に怯えず済むし、身に覚えのない所の封筒に手がふるえずに済む


今自分の中にある闇についてではなく、これから先、闇が追いかけてくる事はないと安心したかった


クーの状態を電話で聞いた時、会ったら自分はどうなるだろうと考えた

笠野みたいに絶対的に有利な状態で言いたい事を言って暴行をするとは考えなかったけれど(笠野が最初からそうする為に見舞いに来たのかは分からないけど)、もしかしたら「ざまーみろ」位の事は感じて
ある意味での「優越感」を感じるんじゃないかと思ってた

そしてそんなことを感じてしまう自分をズルいと感じ、また自分の事を嫌いになりそうな予感がしてた

会いたくないという気持ちと確認しておきたいという気持ちが揺れて、最後は「この目で確かめておきたい」に行きついた




「こんな姿になって最後の最後まで迷惑をかけるなんて、死体で発見された方がどれだけマシだったか!」

おそらくもう一人の娘や、まして孫の前で決して言葉にする事が出来ない闇を、こうしてクーの父親は吐き出し続ける

私には想像も出来ないほどの悲しみと苦悩に押し潰されそうになっている人に「ここで言わなくても・・・・」と口を挟める立場じゃないから我慢したけれど、聞いていて気分の良いものじゃなかった

もしかしたらクーの父親は私に「そうだそうだ」という「同じ気持ち」を求めたのかも知れないけれど。

「あ、娘から電話だ ちょっとすみません、すぐ戻ります」

そう言ってクーの父親がいそいそと部屋を出て行く

急に静かになった病室で再びクーを見つめてみる
悲しいほどクーは「そのまま」呼吸だけを繰り返してる


「クー?」

得体の知れない感情が全身からドロドロと熱いマグマのように口へ集まってくる

自分が何を言うか恐いけれど、クーにしか聞こえないように極力小さな声で発してみようと思った
おそらくそれがクーに言える最後の言葉だから


「クー・・・・・・・・」


「クー・・・・・・・・」






「ごめんね」


自分の口から出た言葉と、その瞬間ボタボタとこぼれた涙に自分で驚いた

慌てて拭い顔を上げると、クーの父親が顔を手で覆うようにして泣いていた

クーに会う

仕事を終えて柳田さんの車で病院へ向かう。

「大丈夫?寒くない?」
強張ったままの私の手を柳田さんは大事な物でも扱うように優しくずっと握ったまま居てくれた。

柳田さんと車に乗ればいつもなら音楽に耳を傾ける事もないほど会話が続いているけれど、今は小さくしている音楽と窓の外の音がクリアに聞こえる

クーに会う事

ダイに会う事

不安な事と何だか気恥かしい事が待ち構えているけれど、その前に私は聞きたい事があった。

柳田さんは私の事を嫌いにならないの?

こうして一緒に来てくれてる事、ずっと手を繋いでいてくれる事がその答えだと思ってしまっていいのか分からず窓の外に視線を送ったまま固まってしまう

「・・・・・・ブログ、読んでくれた?」
「うん」
やっと言葉にしたのに柳田さんはあっさり返事をする
「そっか・・・・・・」
「俺ね」
前を見たままの柳田さんの横顔にやっと視線を合わせる

「木蓮がした事を「良い」とは言わないし、その場にいて同じ痛みを同じ時間だけ味わった訳じゃないから
そのこと自体に何か言うのは違うんじゃないかなって思ったんだけど」

「うん」

「でも、想像出来る範囲でそれが俺に降りかかった出来事だとしたら、俺も同じ事かそれ以上の事をしたか、自分自身をダメにしたと思う」

「・・・・・・・」

「木蓮は闇を経験したことで、その前よりもっと優しくてあたたかい今の木蓮になった。
闇そのものの木蓮の行動について俺は何も言えないけど、その後の木蓮の生き方には並大抵じゃない努力と強さを感じる」

「・・・・・」

「改めて言うね、この先もずっと俺の傍で笑ってて」

「ありがとう。」

握った手があたたかくなる
1年一緒に居て、何度となく夜を過ごしているのに相変わらず柳田さんは耳まで真っ赤にして手に汗をかく。

そんな横顔が泣きたくなるほど愛おしい。


病院の前で店長が「おーい」と軽く手を上げている

「柳田さん、初めまして 悪かったね遠いとこまで」
「いえ、遅くなってしまってすみません」

2人が交わす挨拶のついでみたいに店長が「受付済ませたら2階、おやじさんがいるから」とこっちに言葉を投げて「俺達はここまで、大丈夫、ここで待ってるからな」と私と同じ位不安げにしている柳田さんを制した


簡単な書類の記入を済ませて階段を上がると、前の病院より少し明るい雰囲気ながらやっぱり重そうなドアの前にクーの父親が立っていた

「ご無沙汰しています」
私の言葉に深く頭を下げたその姿は失礼な言い方になるけれど、細いというよりは枯れた印象を受けた

「会いますか?」
そう言われ小さく頷くと、クーの父親は全身を押し付ける様にして重そうなドアを開けた



部屋に真ん中にあるベッドに寝ている人の形が小さく上下しているのが見える

ゆっくり進む

クーの姿を見た時、私は何を感じるだろう。それはずっと気になっていた事だけど想像も出来なかった


「・・・・・・・笠野さんが来てくれましてね」
なかなか前に進めない私にクーの父親の声が届く。
笠野さんと言うのは前に「クーを助けてあげないの?」と私に言いに来たと書いた高校時代からのクーの「ご機嫌取り」
どうしてあんなにクーに尽くすんだろうと不思議でならなかった同級生

「そうですか」

「ええ、どこで聞いてきたのか知らないけれど連絡してきて是非病院へ行きたいって言ってくれましてね、会ってますか?笠野さん」

「いえ、」

「そいつの姿を見るなり、そいつの顔が唾まみれになるほど罵倒し続けて顔を叩いて帰って行きました」
・・・・・・・・まったく、そいつはどこまで周りを苦しめれば気が済むんだ・・・・・・・・」
ドアに貼りつくようにしているクーの父親の声が背中に刺さってくるように感じる

きっと笠野は闇を爆発させたんだろう
でも、ちょっとそれは(自分の事を棚に上げて)許せないと思った


「クー?」

ベッドの横に立ち名前を呼んでみる


拘束帯も着けず、たた横たわっているだけのクーは呼びかけに見開いた目で天井から視線を動かす事もなく
半分開いた口から返事も罵る言葉も発することなくヨダレを垂らしている


音信不通の末、数年ぶりに見つかったクーはまたもや遠い県の山道で意思表示することも指を少し動かす事も出来ない
ただやっと呼吸をしているだけの状態で発見された



記憶のおさらい 闇の話(追記)

皆さま、こんにちは。

今の話をします。

昨日、闇の話を書き終えてグッタリとベッドに潜り込んで、色々な夢を見ました。


妙にリアルな、あの日の夢。

ブログに届く批判コメントの山をどうしようかと悩んでいる夢。

柳田さんに別れを告げられる夢。


だからブログをのぞくのが恐かったのだけど、皆さまからたくさんの言葉をいただいていて
当然ながら私のした事を「正しい」と言う人はいなかったけれど(二度言いますけど、当然。)批判的な言葉は1つもありませんでした。
あ、でもそういう言葉を言っておきたいという方がいらっしゃいましたら、きちんと受け止めます。

もちろん、言葉なく去って行く方もいるでしょう。

ありがとうございます、と言っていいものか分からないのですが、素直な心境として「ありがとうございます。」しか思い浮かびません。

そして生意気な事を言えば、どうか私の闇を読む事で個人差はあるとして皆さまの闇を無理に掘り起こして悲しくなったり苦しくなったりしないでください。

そんな事をして欲しくて闇の話を書いたのではありませんし、その闇を消す事が出来てそれのお手伝いが出来るのであれば喜んで全力で後押ししますが、おそらくそうではないでしょう

きっかけだけ放り投げて、その先は知りませんと言うのはすごく申し訳ない気がします。

ごめんなさい、生意気な言い方をしてしまいましたね。



さて、昨日リアルタイムで書いた店長からの電話のこと、そしてクーに会う事

特にクーに会う事については本当にたくさんの方から「会わない方が良い」というご意見を頂きました。

店長が言う「木蓮の間違っている部分」と「クーに会う事」について今ここで書いてしまいたいのですが、現段階では「聞いた話」なのでどうしても自信を持って「こうです」と言えないのです。

ご心配いただいているのに書けず申し訳ありませんが、もう少し待って下さい。

でも、約束します。
ほんの少しでも「嫌だな」と思ったら、私は一目散に逃げてきますし、きちんとここに書くつもりです。



今夜、クーに会う事が決まり、それぞれの記憶のおさらいとして会って話す事になりました。
メンバーはクーの父、妹、ダイ、店長、私です。
店長が私の記憶違いをきちんと話したいとクーのお父さんに連絡をしたら「それならダイにも始めからの事を関わった人の集まってる場面で話したい」と言われ、こうなったらしい。

ダイに会うのは人影を見たのをのぞけば、あの日以来。

それなら着替えを持ってくればよかったとか、柔らかい色のメイクにして来れば良かったとか思ってもいますけど、ま、仕方ないですね。

「送り迎えくらいしか出来ないけれど」と柳田さんが言ってくれて、その事を店長に告げたら「えぐいはなしになるかも知れないけど、木蓮について大事な話だから、聞いておきたいと思うなら同席してもらったら?」と言われた
柳田さんにはまだ返事が恐くて言えずにいるのだけど


おらさいをすることで自分の闇がどうなるか分からないし、どうしたいとも思っていないのだけど
店長が「それは正しい出来事を残すべき」と言うので、きちんと聞いてきたいと思います。


たくさんのメールやコメント、ありがとうございました。
今すぐにお返事できない事、ごめんなさい。

店長 闇の補足

闇の話を書き始めてから、店長はこのブログを読んでいる。

曖昧な時期の話なんかを店長に聞いたりしながら書いた記事もある

今までブログの内容についてなにも言わなかった店長が今日初めて連絡をくれた

「おい、ちょっと違うぞ」

そんな色々も確かめたくて、明日、クーに会いに行く。

書き終えて

今、闇の話を全て書き終えて(まだこれからも少しあると思うけど)

何だか抜け殻みたいにぼんやりしています。

書いてしまった事で変わってしまうだろうなと思う後悔と不安。

だけど書き遂げたという変なスッキリ感もあったり


未だに手の震えと胸の重さは変わらないんだけど


ここから今までのアホ木蓮にシフトチェンジするタイミングもキッカケも全然見えてこない

それはそうだよね・・・・・


だけど書いて良かったと思う。思いたい。

そんな人として大きく外れた過去を持った人間と例えブログといえども繋がりたくないと思う人がいても不思議じゃないというか、そう思うのも当然だと思うし

同じ気持ちの人が居たらこれを読んで思いとどまって下さい!というつもりで書いてもいない


自分を守らない為になるべく平坦に起きた事だけを書いたつもりで、色々をあえて考えないで書いたから文がめちゃくちゃで読みづらいのだけは許して頂けるとありがたいです。

一番に頂いた「来たよコメント」の中に「書かない選択肢もあったのに」とあったのですが、この事は闇の話を書こうと決めた時から包み隠さず書くつもりでした


殺意を抱く事と実際に行動する事には物凄い差があると、あんな事をした私でさえ思うけれど
そこにある闇への落とし穴に気が付くか気が付かないかはすごく些細な事なのかも知れないと思う

普通の状態であれば絶対に見逃さない落とし穴に全く気が付かないで落ちて行く事は瞬きするような瞬間の選択を誤っただけだったりするかもしれない

実際に経験した私にもそれははっきり分からないというのが正直なところです


ただ、そういうこともあるよってことだけ

そんな風に感情に飲み込まれてしまう瞬間もあるよってことだけ

このブログを書いてるアホ木蓮はそんな闇を持ってる人間だよってことだけ

それだけ伝えたかった「闇の話」

長々お付き合いいただいてありがとうございました。


闇が残したもの 闇の話

別室へ押し込まれた私は椅子からズルリと身体を床に転がして泣き続けた


自分がまさか人を殺めようとするなんて、思ってもみなかった


ごく普通の毎日を送っていたら、きっとこんな感情は芽生えないんだろう


狂ったように泣いている私と同じ位大声を上げていたのは、クーの父親

「申し訳ない!申し訳ない!」それこそ床に頭を叩き付けるように何度も何度も土下座していた。


どのくらい時間が経ったか分からないけれど、感情の高ぶりがおさまってきた時に色々な話を聞いた

あの後、ダイが泣きながらクーの父親の所へ行ってクーに会った事と私に電話してしまった事を話したんだそうだ

「俺があいつを殺したいなんて言ったから」
ダイが不安げにそう言ったのを聞いて、クーの父親は店長に連絡をして病院へ来てくれたらしい

「私がもっとダイを守ってやれてれば木蓮さんにこんな事させずに済んだ、どうか自分を責めないで欲しい」

そう言われた所で自分が罪を償う必要があるのは充分分かっていたから、どうかどうかダイだけは不安にさせないで欲しい、ダイにはこの事を伝えないで欲しいとだけ返事をした


田村さんは警察を入れると言ったけれど、クーの父親が断固としてそれを拒んでくれて木蓮は罪に問われる事はなかったけれど
父親がクーを引き取るという事と、田村さんの行き過ぎた行為についてクレームを入れないという交換条件を受け入れざるを得なくなってしまった。


朝になって病院へ行ったら、両手の指数本とあばらにヒビが入っていたけれど、それよりも引っ掻かれて腫れ上がった顔と首にガッチリついた痣の方がよっぽど痛かった

事前にクーの父親からか店長から話を聞いていた母は何も聞かず「これで冷やすと気持ち良いから」と眠ろうとしていた私に氷枕をくれた

「何も知らなくて、ごめんね」
何気なく触れた髪からドッソリ抜けた髪の束を悲しそうに見つめて母が静かに泣いた


1人になって天井を見つめながら自分のした事を振り返った

どんな流れがあったとしても、罪に問われなかったとしても、自分のした事は人として許されない行為だ
それについて言い訳をするつもりも開き直るつもりもなかったし、今もない。


「どこまでも追いかけて行ってお前を殺してやる」

クーの言葉が天井から降ってくるみたいで、恐くて恐くてまた震えが止まらなくなった




その後、クーを引き取った父親は実家を売り妹夫婦から離れた場所でクーと暮らし、2度の無理心中を図った

再度病院へ入ったクーの元に「元旦那」が現れて引き取られたのが今から5年位前

それからは少しづつ各々の守るべきものや大切な物を見つめて生活出来ていたように思う


クーの妹は4人目の子供に恵まれ、メソメソしてる暇なんかないですよ!と連絡するたび笑っている

大希は荒れていた時期があり自殺を図ったことがあるが、運ばれて行った病院で色々な話を聞き、現在は結果看護師学校へ通っている。

私はこうしてあの日の出来事を淡々と文章にしているけれど、2を書いてるあたりから手の震えが止まらない。


そして最近、再びクーが現れた。


近日中に会うと言っておきながら、いまだに踏ん切りがつかずにいる

でも会っておきたい。

そうすることで自分の闇を軽くしたいなんて思ってない

どこまでも闇は闇でしかないと思っている

償う形がハッキリしていないけれど、せめて私は柔らかな人でありたいと思っている




闇 3 闇の話

一歩一歩、フラフラとクーに歩み寄る

「クー、」

「なーに?」

「私とクーは親友なんだ?」

「そうじゃん、初めてしゃべった日にそう言ったでしょ?」当たり前みたいにクーが答える

「うん、そうだね」




あの日の事は良く覚えてる

「私の事はクーって呼んで!親友になろう!」
その言葉に私はちょっと驚いたけれど、ワクワクもしたんだ

人に悪く思われたくない一心で必死でおどけたりバカみたいな事を言って周りを笑わせていた私にとって
人に嫌われてるなんて微塵も思わないクーの性格が羨ましくもあったんだ

悔しいけど、あの日のクーはキラキラして見えた。

少なくともあの日は、その先こんな闇が待ち構えてるなんて思いもしなかった

普通に仲良くなって、本当に親友になって、長く長く色々な幸せや辛い事も乗り越えて行ける。そんな2人になれるんじゃないかって思ってたよ





「あれから木蓮は何にも変わってない。私も何にも変わってない」

「・・・・・・・・うん、そうだね」

「これから先も、何も変わらず親友でいようね」



目の前に立つ、私は何のためらいもなしに思い切りカバンを振り上げてクーに向けて降り下ろした

「ぎゃあああああ」

クーが顔を押さえてベッドに倒れ込む、私は夢中でクーに馬乗りになってカバンを振り下ろし続けた

クーの顔に自分の口から血がボタボタと落ちる

「うあああああ!」

クーに蹴り落とされ床に転がる、痛みは一切感じない

「てめえええええええええ!何すんだよ!殺すぞ!」

自分がこの時声を発したかは覚えていない、ただ必死で再び拘束され動けないクーの上に馬乗りになり今度は拳を振り下ろした

いざとなると当たらないもので、私の拳はベッドやベッドのへりをガンガンと殴り続けているのに
クーが伸ばしてきた手は私の顔を引っ掻き首を引っ掻き、髪をむしり取る

「殺してやる!殺してやる!殺してやる!」

クーがそう叫びながら私の首めがけて手を伸ばしてくる

「あああああああああああ!」

その手に血まみれの口で思い切り噛みついて、ブランブランになった自分の手を必死にクーの首に這わせる



やらなきゃ、やられる。



「・・・・・・・・・お願いだから、死んでよ」

自分の口から出た言葉にゾッとする
腰のあたりが冷たいのは私かクーの失禁だろうけど、どっちか分からない


思い切り体重をかけているけれど、肝心な手にちっとも力が入らない

「死ね!死ね!死ね!」
幻滅するような言葉を吐き出しながら、這いまわるクーの手から目だけは守りたくてギュッと目を閉じたまま力を込め続ける

「殺せよ!さっさと殺せ!ころさねーなら、お前を何処までも追いかけて行って必ず殺すからな!
お前もダイも皆殺してやるよ!
ころせーーーーー!ころせーーーーーーーーーーーーーーー!」


「ああああああああああああ!」

締めているはずなのにクーの手の方がよっぽど苦しくてこっちが息が出来なくなるから大声を出す事で遠のく意識を必死で戻す事を数回繰り返していたら、重たいドアが開いて田村さんと店長とクーの父親が飛び込んできた


「離して!離して!」

続いて飛び込んでくる数名の職員と店長に羽交い絞めされてベッドから下ろされる
暴れる私を覆い被さる様にして「落ち着け!落ち着け!」と繰り返しながら、引きづるようにして部屋を出る

「てめー!待て!殺してやるよ!来いよ!来いよーーーーーーーーーーーーーーー!」

クーの声にばたつかせる足をクーの父親が押さえ付ける

「木蓮さん!木蓮さん!もういいから!もういいんだから!」


重たいドアが閉まる瞬間、私とクーの間に立ち尽くしていた田村さんが半笑いでこっちを見ていた

「いやあああああああああああ」

とっくに枯れた声が寒々しい廊下に響き渡っていた






完全なる殺意を持って、人を殺めようとした

これが私の闇です。

闇 2 闇の話

「一応、決まりなので」

重そうなドアの前で田村さんは急に振り返り、ポンポンと私のポッケを軽く叩いた

「面会に来る方がどうこう、じゃないんですけどね、そういう患者さんもいますので」
オブラートに包み過ぎて逆に不気味な言葉にカバンの中を言われるままに開き中身を見せる

「中にインターフォンがありますから、お帰りの時や何かあれば声をかけて下さい さ、どうぞ」

あっけないくらい簡単に田村さんがドアを開ける

その向こうにクーが居る

足に根がはったみたいに急にそこから足が踏み出せなくなって、喉がカラカラに乾いてくる

こわい、嫌だ、嫌だ、会いたくない、こわい。

グルグル回る感情が心臓を壊すんじゃないかってほど叩いているのなんかお構いなしに「木蓮さん?どうぞ、クーさん、木蓮さんが来てくれましたよー」なんて声をかける

ほとんど押し込まれるように部屋へ入った途端、バタン!と重いドアが閉まって2人きりになる

多分、ダイと同じようにクーがいるベッドの脚だけを見つめるような姿勢でその場に立ち尽くす


「木蓮~、来てくれたんだね」

反射的に顔を上げると、友人の結婚式で最後に見た時より更に丸く膨らんだ印象のクーが笑いながらキャッキャとベッドの上で軽く身体を弾ませている

面喰ってしまった

状況だけを聞いていて、勝手に痩せ細っていると思い込んでいたから、そのギャップに言葉を失う

「ねぇねぇ、早くこっちに来て座ってよぅ」

バムバムとベッドを叩くクーからクルリと病室を見まわすと、余計な物が何一つない殺風景な部屋と格子のついた窓

持ち物検査をされた意味が何となくわかった

嬉しい嬉しいと飛び跳ねているクーの腰元に拘束帯のようなものがチラリと見えるのが妙に安心する

「・・・・・ぐ、具合はどうなの?」

全く興味がない質問だけど会話のきっかけとして投げかけると「うん!もうすっかり良いんだ でね!それでね!」と返事が止まらない
聞いておいて、その長さにイライラして、というより会話の主導権を取られてしまいそうなのが恐くて、遮るように切り出した

「あのさ、手紙とか迷惑なんだ」

「えー」

「もう止めて欲しい」

「・・・・・」

「それと、どうしてダイにあんな態度をしたの?どうして優しくしてやらなかったの?クーはダイの母親でしょう?どうしてもっと愛情を持って接してやれないの?
自分がどれだけ親や姉妹に迷惑かけてるか分かってるの?」

今度はこっちが止まらなくなる
目の前で「えー」と子供みたいな返事をしたクーに対して物凄く腹が立ったし、正直、言葉でなら「勝てる」と思った

長年言いたい事を言わずにいた鬱憤が噴き出して止まらなくなったみたいに、最後には自分の言葉の多さに酸欠になるほどまくしたてていた

「・・・・・・とにかく、もう私には連絡して欲しくないし、ダイにもそういう態度しか出来ないなら接さないで欲しい。」

言いながら自分の手と足がブルブル震えている事に気が付く

どうしてだろう、それこそ本当に酸欠なのか、恐怖なのか、怒りなのか良く分からなかった


言われ放題に黙って聞いていたクーは手で顔を覆ったり、顔を横に数回振ったりしていたけれど、こちらの言いたい事が終わった途端ガバっと顔を上げゆっくり口を開いた


「ねぇ、木蓮、タバコ持ってる?」

「は?」

「持ってきてくれてないの?っとに気が利かねぇなー」

「あのさ・・・・・」

「アンタは昔っからそう、そうやって自分は間違ってません、自分は良い子ですっていうその言い方、ちっとも変ってない
バカなくせに頭が良いって勘違いして常識人ぶってさー むかつくんだわー

だいたいさー、アンタ、ダイを親の元に帰したんでしょー それを今更ダイの為にー、ダイが可哀想だー、ってさ
お前がとやかく言う事じゃなくね?
腹痛めて産んだ子供とどう接しようが、何を言おうが、お前には関係ねーだろっていってんだよ!」

ギシギシとベッドが音を立てて、その上でクーが大声を張り上げている

「おめーがバカだから騙されて借金抱えて、子供おっつけられたんだろーが!
アタシの事をとやかく言う前におめーのバカさをどうにかしろよ!」

完全に固まってしまう
何も言えない、何も言い返せない自分が情けなくて、一層震えが強くなる

何か言わなくちゃ泣き出してしまいそうで懸命に言葉を探す

泣いたら負けだ、そんなつまらないことに必死になる

口の中に鉄臭さが溢れる、ああ、口の中を噛んでいるんだ


「ねぇ、木蓮」

反射的に顔を上げてしまう

「私が居なければダイは妹の子供として幸せに暮らせるんだよね?みんなもう私の事で悩まないで済むんだよね?」

「うん・・・・・」

「じゃあさ、私、木蓮の所へ行くよ 一緒にさ昔みたいに仲良くしながら一緒に暮らそうよ」

「え?」

「木蓮はダイの為に何かしたいんでしょう?なら私を引き取って私がダイに接触しないように見張ってればいいよ
そうでしょ?それなら安心じゃん ね?そうしよう」

「無理・・・・・無理だよ」

「どうして?」

足元がグラグラする

ダメだ、また闇に飲み込まれる

いやだ、もうこんな思いはしたくない

だけどそうする事でダイが幸せなら、という気持ちもうっすらとある

ダイが幸せになる為には両親も祖父も何の心配もない状態でなければいけない

幸い、私はダイの人生に少しも関与してないんだから、私がどうなってもダイの幸せに影響はないはず


でも、そんなのいやだ

どこまで行ってもクーが付いてくるような人生はもう嫌だ


「ね?そうしよう?私達、親友でしょう?」


その言葉に全身の血が凍ったみたいな、無くなったみたいな寒さを感じる

唯一感じたのはまるで傷口から流れる血のような痛みを伴った涙が頬を流れた事だけだった
 




闇 1 闇の話

病院へ車を走らせる途中、私は店長に電話をかけた

この頃、店長と私は付き合ってはいなかったけれどそれまで通りクーについての話や、それによって私の心がザワつく不安を話してあった。

「落ち着け、病院へ行くな!」

店長は何度もそう言ったけれど「ダイが心配」という私の『半分だけの理由』に「本当にダイを見に行くだけだな?中には入らないんだな?」と何度も念押しして渋々納得した。

「いいか?絶対に感情で行動するなよ お前が思ってる以上にお前もクーの家族も追い詰められてる。
いいな?絶対にクーには会うなよ」

「分かってる」

クーに会う気は全然なかったから、それについては自信を持って返事が出来た。

でも自分が落ち着いているかと聞かれたら自信がない。

何度突き放しても逃げ切れないクーとの関わりに、ごく普通の生活をしていると思い込んでいたけど店長の言うとおり追い詰められ神経をすり減らしていたんだと思う。

本当はクーからの手紙も全て見ないで捨てる事は出来なかったし、手紙が来なければ来ないで病院を出たのではないかという不安にかられた

いつの間にか病院の封筒は私にとってクーが『隔離されている』という安心材料になっていた。


そんなギリギリの環境を抱えていたのは私だけじゃない
自分達を守りつつダイを守らなければいけない家族はもっともっと消耗していたと思う。


そんな中での田村さんの行動は抑えに抑えていた感情を爆発させるに充分なものだった

ダイが怯えていた

あの声は私の冷静さを壊すに充分なものだった



滑り込むように病院の駐車場に入ると入り口に電話ボックスがある。


「ダイ!」

その中で小さく体育座りしている人影が見えた

それがダイであるかどうかは直感だったけれど、窓を開けて叫んだ声に人影は大袈裟な位ビクンと跳ねた

「ダイ!帰りなさい!」

一度だけ跳ねた人影はさっきより固くギュッと締まったように見える

「ダイ!!!!!早く帰りなさい!!!!!」

叫びに近い声に人影は転がるように電話ボックスを飛び出し、出口へ走り出した



本当はもう少し優しくしてやりたかった

抱き締めて車に乗せて送り届けてあげたかった

「大丈夫、恐がらないで」と繰り返し繰り返し言ってあげたかった


でも私にはそんな余裕すらもう残ってなかったんだ


「田村さん、いらっしゃいますか?」

夜間受け付けに現れた田村さんはこぼれるような笑顔で胸の前で小さく拍手をするような仕草をして

「ああ~、今日は素晴らしい日だわ」と駆け寄ってきた

「大希君が来てくれて、木蓮さんまで・・・・・・

「どうして大希の学校まで行ったんですか?」

「え?」

「どうして大希の学校にまで押しかけて無理矢理クーに会わせたりしたんですか!?」

荒げてしまった声なんか気にもかけない風で田村さんはニコニコとしたまま答える

「あのね、木蓮さん こういう事はちょっとしたキッカケが必要なんですよ」

「家族はそれを拒んでいたでしょう?きちんと判断出来ない子供に直接話をするなんてルール違反じゃないですか!」

「大希君はもう子供じゃないですよ 大希君自身が判断してクーさんに、お母さんに会ったんですよ?もっと早くこうなれたのに大人達がそれを拒む事の方がルール違反では?」

「大希は怯えて電話をしてきた!!!!!それのどこが大希の為なんですか!!!!!田村さんがしていることの方がよっぽどルール違反でしょう!!!!!!」

壁に田村さんを押し付けるようにして怒鳴る私を田村さんは「まぁまぁ、」と小馬鹿にしたような顔でやんわり押し戻す

「大希君はまだ近くに居るんですか?もしあれなら木蓮さんと一緒にもう一度クーさんに会ったらどうでしょう?」

「は?」

「大希君に会ってから、クーさんすごく落ち着いているんですよ ね?ささ、大希君は外ですか?」

そう言って田村さんが外に視線をやる
もう大希はそこに居ないだろうと思っていたけど、やっぱり不安で反射的に田村さんの視界に立ちはだかる

「大希はもう帰しました」

「あら、そうですか 残念ですね 本当はもう面会時間外ですけど、せっかく木蓮さんが来て下さったんですから特別、お通ししますよ」

「いいです!会う気はないと前にハッキリ言ったはずです!」

「・・・・・・・そうですか・・・・・・お父様も拒否、妹さんも拒否、木蓮さんも拒否。
なら、今面会に応じてくれるのは大希君だけってことになりますね?」

田村さんのある意味病的な笑顔にゾクリとした

この人は笑顔で「あなたが会わないなら、また大希の所へ行きます」と言ってる。

感情を爆発させ強気で出向いて行ったのに、その一言でバクリと飲み込まれるような恐怖を覚えた

「木蓮さんはもちろん大人ですよね?ご自身で判断出来ますよね?
大人が全員でクーさんを拒絶するなら、もうお「子」さんしかいませんよね?」

「・・・・・・・・会えば、」
「はい?」
「私が会えば、もう大希の学校へ押し掛けたりしないでもらえるんですね?」
「押しかけてはないですよ~
「大希を巻き込まないでくれるんですね!?」

睨んだ先で田村さんは「押しかけてなんて無理矢理みたいじゃないですか」と笑って「まぁ、そうですね、私もそうそう暇じゃないので」とサッサと面会の手続きを始めた

「約束して下さい。もう大希を大人の知らない所で面会させたりしないって」

「はいはい、さ、行きましょうか クーさんきっと喜びますよ」


まるで何かに身体を乗っ取られたように、田村さんの言葉のまま闇への長い廊下を歩き出した




自分なら

柳田さんと話をした。

事故の件

「俺が木蓮の立場でも、木蓮が大丈夫かで頭が一杯になると思う。
木蓮から連絡が来たら、良かったって思うし言うと思う。」

だけど柳田さんが引っ掛かっていたのは、そこじゃなかった。

キモチワルイさんがいつ事務所に戻るか分からないのに、いやらしい下着を着けた写真を撮ったこと

栗原さんの奴隷生活で、大丈夫な場面を知っていて実行しているにしても

なにもしてないのに不愉快な思いをしたのだから、警戒して欲しいと言うことだった


「ごめんね、俺の嫉妬だよ」



嫉妬という名のピンクの鎖が甘く強く木蓮を締め付ける

秘密を止める!………………とは言わないけど、良い子になろう。

躾の悪いペットは飼い主まで悪く見られてしまうから。


とかなんとか言いながら、単純に柳田さんの鎖が嬉しいからなんだけどね(≧∇≦)

ハマりそうです( ´∀`)

カシスが余ったので、ブルーベリーとラズベリーを買ってきて3種のベリー酒を作りました(*´ω`*)



柳田さんはベリー好きなのです(。-∀-)可愛い~

とってもいい香りで、現時点で美味しそう
だけど相変わらず美味しそうに見えないのが残念(笑)

美味しそうなのよ!(´д`|||)


簡単で美味しそうな果実酒作りハマりそうです(≧∇≦)

月曜に書く

次に書く闇の話が木蓮の最大の闇

だから、今まで以上に良く思い出して、きちんと書きたい。

だけど、今までこのブログを楽しんでいてくださった皆さまが居なくなってしまう不安もある

柳田さんにだって、嫌われるかも知れない。

書きたいようで書きたくない


違うな


書くのが恐い。


引っ張る訳でも、勿体ぶる訳でもないけど
月曜に書く。


家で夜に一人で書くのは気持ちが落ち着き過ぎてしまって
感情移入してしまいすぎる気がするから

続きがあるかと何度ものぞいてくださっている方がいたら申し訳ないし

書くと宣言するのは自分の為


一部補足をすると、今、書いている闇は7年前の話で

7年ぶりにまたクーが私の前に現れた。

闇の話を書いたら、7年ぶりに会うクーの話を書く予定。

それが最後なら嬉しい。

約20年、私はクーに振り回され、怯え、何かを磨り減らしながら生きてきた。

憎しみ?っていつも思うけど、少し違う。

私の友達として、なんて事は一切ないけど
ダイの母親として、いつか立ち直って欲しいとは思っていた

そうなってくれたら、許すことは出来なくても、消える。

私の闇だけはそこにあっても、クーへの感情は消える気がしていたから


7年前、誰もが疲れ果てていた

それは何の言い訳にもならないのだけど


追記

今朝からいただいたコメントとメールに返信(鍵コメント様にもメール)しているのですが送信中…のままになってしまい届いているのか分からない状態です。
届いていなかったらごめんなさい。

こちらも月曜に確認します。

カシス梅酒

今日はマッタリ休日です( ´∀`)

朝からせっせと梅酒を作りました。

柳田さんの好きなカシスをたくさん入れて



…なんか美味しそうに見えない(笑)

大丈夫大丈夫(笑)きっと美味しくなるのさっ!

なにせ好き好きエッセンスをふんだんに入れたからね(σ≧▽≦)σ







今日は闇を書こうか書くまいかソワソワ中。

大希 闇の話

あの日を境にクーや田村さんからの郵便は一切来なくなった


のなら、行った甲斐もあったのだけど、残念ながらクーからの手紙は止まらなかった。


ただ自分の意思は伝えたのだからとある意味堂々と無視し続けたある日の夜、部屋の電話が鳴った。


「もしもし?」
電話の向こうはザーザーと車が走っているような雨のような音がしているだけで返事がない
「もしもし?イタズラなら切りますよ」何回目かの言葉にやっと相手の声がする

「・・・・・・も、もしもし?木蓮さんですか?」

ザーザーという音に負けそうな小さな声は、まだ幼さを残したような男の子の声だった

「ダイ・・・・大希くん・・・・・かな?」

「・・・・・・はい。」

名前を呼ばれた事で電話の向こうの声は明らかにホッとしたように緩んだ

「どうしたの?なんで電話・・・・・」

「お母・・・・・母にずっと前に『どうしても親に話せない事があったら』って番号を教わってました」

「そっか」

「ごめんなさい」

「ううん、それより、何かあったの?どうしたの?」

「今日・・・・・あの人の病院の田村さんって人が学校に来たんです。
帰りに校門で声をかけられて・・・・・お母さんに会ってあげてって」

「え?それで?」

「・・・・・親も、おじーちゃんもあの人の事でピリピリしてるの知ってたし
俺が会う事でそういう感じもなくなるって田村さんが言うから・・・・・」

「会ったの?」

「・・・・・・はい」

またザーザーという音しか聞こえなくなる

会った後に電話をしてきているという事がどうにもこうにも胸騒ぎがしてならない

「今、どこにいるの?」

「病院の外の電話ボックスです」

会ってどうだったのか、どうして電話をしてきたのか、切り出していいものか悩む

「・・・・・何か話せた?」

「え?」

「・・・・・あの人と」

「・・・・・・・・」

「言いたくないなら言わなくていいよ?」

「・・・・・・俺・・・・・どうしていいか分からなくて
・・・・・・・あの人の事ただ見てたんです
・・・・・・・・・・・そしたら「1人で来たの?」って聞かれて」

「うん」

「うん、って返事をしたら急に怒鳴り出して」

「・・・・・・」

「ガキが1人で来たって何の役にも立たねーんだよ!誰か一緒に連れてきて一緒に暮らしたいって泣けよ!
今すぐ家に戻って誰か連れてこい!さっさと行け!って」

電話の向こうの声が急に荒々しくなる
言われたとおりに言葉にしただけじゃなくてそこにはダイの怒りも練り込まれてる

「・・・・怒鳴られてそのまま部屋を出てきちゃいました」

「そっか・・・・・あのね・・・・・」

「俺、・・・・・・あの人殺したいです。」

怒りに震えているのか泣いているのか分からない震えた声にゾクリとくるものを感じる

本当にそれを実行するかしないか、というよりもあどけない声の主がそう言葉にしてしまうような体験をさせてしまった事に胸が締め付けられるような気持ちになる

「あの人さえいなければ、じーちゃんも親もギスギスしなくなる。
俺もあの人から生まれたという事実が消える。
あの人さえいなければ・・・・・」

「ダイ!ダイがそんな事をしても誰も喜ばない。
ダイがそこまでの悲しみを背負ってた事を分かってあげられなかったって皆が悲しむよ」

言ってて情けなくなるような「ありがちな言葉」

「・・・・・・・・それに、いなくなってもダイがあの人から生まれた事実は消えない。」

「・・・・・・・・死ねばいいんだ!あんなやつ!」

「ダイ、落ち着くまで話すけど、電話を切ったらすぐにその場を離れなさい
真っ直ぐ家に帰るのが嫌なら連絡しとく。でも必ず家に帰りなさい

ダイにはこれから色んな事が起こるんだよ

楽しい事も幸せな事も、たくさん起こる

それをあんな人の為に台無しにする事はないよ

分かる?ダイ?」

「・・・・・・・でも・・・・・・・俺・・・・・・・」

「ダイには愛情を注いでくれる両親がいるでしょ?おじいちゃんもいるでしょ?
友達もたくさんいるでしょ?
私だって、ダイには幸せになって欲しいと思ってる

何の慰めにもならないかもしれないけどね、ダイより辛い思いしてる子供はいるよ」

「うん・・・・・」

「いっときの感情でこの先の輝かしい人生を棒に振っちゃダメ 分かるね?
ダイがその手を汚さなくても、いつか必ずそうなるから

ダイ?電話を切ったらすぐにその場を離れるんだよ?いいね?」

「うん」

そう言って電話を切り、大急ぎで病院へ車を走らせた


ダイが心配だったのもある

でも、それだけじゃない

自分の中の怒りが抑えきれなかったからだ


許すこと 闇の話

次の日、木蓮は病院の受付に居た

受入の手引きをシワくちゃになるほど握り締めて


田村さんはちょうど夜勤明けで、少し疲れたような顔をしていたけれど木蓮の名前を聞いた途端、顔に生気を取り戻したような明るい顔で「対話室」と書かれた部屋へ木蓮を通した


「会いに来てくれたんですね、嬉しいです」

田村さんがもし本気でそう言ったのなら、少し変だ
木蓮は今にも怒鳴りそうな気持と、手引きを投げつけてしまいそうな手を必死に堪えながら目の前に腰掛けたのだから

「今は食事がすんで・・・・・
「そんな事はどうでもいいです、クーに会う気はありませんから」
「え?」
「今日は田村さんに会いに来ました。正直、こういう事は迷惑です。」
出来るだけ丁寧に手引きをテーブルに置いて、簡潔に用件を伝える
「私はクーに会う気も、引き取る気もありません。」

田村さんは会った時より数段疲れたような顔になって俯いて、小さく頷いてから再び顔を上げる

「あのね、木蓮さん、クーさんがどれだけ辛い思いをして今ここに居なくてはいけないか分かりますか?
クーさんに今必要なのは愛してくれる家族と、自分が愛を注いだ息子さんからの愛情と、友情です

「私はクーがここにいる経緯は分かりませんし、知りたくもありません。
逆に聞きますけど、田村さんはクーが自分の家族や息子や友達に何をしてきたか知ってますか?」

木蓮の言葉に田村さんは少しも考えず即答する

「ご家族から聞いた範囲では知っているつもりです。
ご家族や息子さんや木蓮さんが会いたくないと思う気持ちも分かる気で居ます。

でもね、木蓮さん

人は許す事で成長出来るんじゃないでしょうか?」

「許す?」

「それを望んでいるのはクーさんだけではなく天国のクーさんのお母様もだと思います」

田村さんの言葉に木蓮は笑い出しそうな、吐きそうな、泣き出しそうな気持になる

どこか宗教的なというか神様そのものみたいな田村さんの言葉に不快感を覚えるのは、自分が間違ってるからなんじゃないかとすら思ったり
天国のクーの母親まで持ち出してくる言葉は神様かつまらないドラマの脚本みたいで

反吐がでそうだ


木蓮の沈黙を「心がほぐされている」と勘違いした田村さんはたたみかけるように続ける

「クーさんのした事を許す事 それがクーさんを愛する事です。
クーさんが立ち直る為に必要な物は家族と友達に愛され必要とされる事です。

木蓮さん、あなたにはクーさんを許す事が出来ます。」


ハッ、息を吸い込んだのか鼻で笑ったのか分からないような呼吸をして、それを原動力に立ち上がる

「クーを許せないのは未熟だからでも、自分が人として間違ってるからだとしても構いません
クーが家族と友達に愛される事も必要とされる事もなくなったのは他ならぬクーの責任です
それを尻ぬぐいするような事ばかりさせられてきていて、次は許せなんてムシが良過ぎますよ」

「木蓮さん・・・・・

「誰に何を言われても、私はクーを許しません」

ペコリと頭を下げて部屋を後にする

一刻も早くこの敷地内から立ち去りたくて、呼吸より運転を優先するように病院を出て近くのコンビニでやっと息をする


「許す事で人は成長する」

それを否定はしないけれど、物事には限度がある。

自分は間違ってない

許せない事は間違ってない


かまわないと言いながら、田村さんの言葉に押し潰されそうになって何度も呪文のようにそう繰り返した


溜息の生き物

今日はなんだか溜息の生き物だ。

なんだか悲しいというか淋しげな歌ばかり頭の中を流れてる。

今流れているのはユーミンの「返事はいらない」という曲

遠く離れている人への想いを綴っているであろう、淋しげだけどどこか投げやり(と、まではいかないけれど)
淋しい淋しい、会いたい会いたいな曲ではない所がなんとなくミソだ


柳田さんと木蓮は決して遠く離れてはいない。

だいたい毎日顔を見て、触れる事はなくてもWi-Fi充電出来る環境にある

1人前の想い人は月に1度位しか会えない人だったし、そのまた前の想い人は3年以上かけて1度会ったきり

それでも自分の中の「想い」だけを米びつの中から少しづつ食べて生活出来ていた

贅沢を知ってしまうというのは弱くなる事なのかな?違うよね



柳田さんは男の人

仕事に真剣になってもらわなくちゃ困る
柳田さんの肩には数名の職人さんの安全と、元請への責任がベタリと貼り付いているんだもん

明日はゴルフだし練習もしないと2位とれなくなっちゃうしね(1位は絶対無理らしい)


だから木蓮は12時少し前に「ちゃんとベッドで寝ている?ダメだよ、床で寝たまま居たら風邪をひくよ」って優しい声で電話をかける

明日も頑張ってね とは言わない、柳田さんがもう既に精一杯の所まで頑張っちゃってるのは知ってるから

時々深呼吸してね これが木蓮の「頑張り過ぎないで」の代わり


「うん、ありがとう おやすみ 木蓮」
柳田さんの動く音でベッドに移動した事が分かって安心して木蓮も眠りにつける



話したい事はたくさんある

言い訳だってしたい


でも「返事はいらない」


自分勝手な溜息の生き物

もう1つ

そうだ!
天国~という記事の時に「天国じゃない事が2つあった」と書いたけれど、1つ(クー)しか書いてませんでしたね(苦笑)

クーの事を書き始めると、どうもボンヤリしてダメです。はい。


2つ目は、あの日、夜勤だった班の車の1台が帰社途中に事故に合ったと連絡があったんです。

その班は柳田さんの班

事故にあったトラックは出掛けに柳田さんが乗っていた車だったの

だから木蓮は心配で柳田さんに電話をしたけれど電話に出ない。

事故対応を担当している木蓮の元に「事故の詳細」「怪我人の有無」などが入り始めて来て、怪我人が居ない事は分かったのだけど
柳田さんが同乗していたのか居ないのかは分からないまま

最終的にそれを知ったのは、まだ現場で仕事をしていて着信に気が付かなかった柳田さんが仕事を終えて電話をくれた時


その時点で木蓮は怪我人が居ない事を知ってたから「ああ、(柳田さんが乗っていなくて)良かった」と言ったのだけど、詳細を知らない柳田さんには「柳田さんが無事なら他はどうでもいい」という意味の「良かった」に聞こえてしまったみたい。
※木蓮が詳細を知ってる事も知らなかったから

で、柳田さんに割と強い口調で

「良かった?良くはないでしょ 木蓮の仕事の立場上それは言ってはいけない言葉だよ」って


うん、そうなの。
言っちゃダメなの。

だけどね、事務所には木蓮1人だったし
他にも怪我人が居ないのは分かってたし
でも事故が起きてしまった時点で「良かった」はないんだけど


でも、木蓮

柳田さんが巻き込まれてなくて「良かった」って思っちゃったんだもん。

それは会社全体の安全を管轄する立場の人間が言っちゃいけなかった

木蓮の状態を一切知らなかった柳田さんには木蓮の発言がひどく「仕事の立場を忘れた発言」と聞こえてしまったんだね


って出来事があったのです。

田村さん 闇の話

「一度でいいからクーさんに会いに来てあげて下さい」

毎回毎回そう締め括られる手紙は申し訳ないけれど気色悪さを感じるほどの頻度と、一患者に対してそこまで熱心であることへの違和感が溢れかえって木蓮にとって迷惑以外の何物でもなかった。

でも、すごくゲスな感情として、そんなクーを見てみたいというのもあった。

自分の心の何処かに「ざまーみろ」という醜い感情がフツフツと沸いてこぼれ出しそうになっているのも悲しいけれど感じている

たくさんの人の人生を狂わせておいて、のうのうと生きるなんて許せない
木蓮が背負った物は自己責任の部分も充分にあるから、そうは言えないけれど
少なくとも産んでくれた母親が自ら命を絶つような状況に追いやり、自分が産んだ子供を不安にさせている事は今の姿でもまだ償い足りない気がして
でも、その事が父親や妹を苦しめているのなら、どこまでいってもクーは許されない存在を堂々巡りするしかないのかなと考えてみたりもする


「やっぱり木蓮さんの方にもありますか・・・・」
そう言ってクーの妹は溜息をついた
自宅にも父親宛とダイ宛に「会いに来てほしい」「早く引き取って欲しい」という手紙と電話が連日あるらしい。

「ダイにはもちろん手紙も見せていませんし、姉が入院している事も知らせてません。」
「その方がいいだろうね」

薬が抜ければ家に帰れる状態にはなるらしいけれど家族はそれを受け入れる気は絶対にないとクーの妹は何度も言ったけれど
その受入拒否がはたして通る話なのかどうかすら分からず、何となくモヤモヤした


ある日、クーの病院から少し大きめの封筒が届く

いつもの便せん一枚分の大きさの封筒ならば、とっくに開く事もなく処分していたけれど
いつもと違う大きさの封筒に自然と手がそれを開く




「早く迎えに来てね 早くもくれんちゃんと暮らしたいです」



そう書かれた便箋と「受入の手引き」と書かれた冊子がドサリと床に落ちた。


叫び出しそうになるほどの怒り

頭の上からどろりとした液体をドボドボとかけられ続けているような不快感


クーと暮らす??????

冗談じゃない!!!!!!!!!!






やったー(≧∀≦)

おはようございまーす(≧∀≦)木蓮でーす!

今朝ブログチェックしましたらね、なんとカウンターが



4444!どーん!

・・・・・・い、いいよね?並びだもんね、たまたま数字が4だったってだけだよね?

・・・・・・縁起悪くないよね?^^;

嬉しいけど「4」という数字に若干の微妙感持っちゃうのって4に悪いと思うけど・・・・・

タイミング的に何となく・・・・・ねぇ^^;えへえへ


そんなこんなで4444は木蓮がいただいたです!(≧∀≦)ゲッティング~♪

前のブログでは5000行くのに1年以上かかった気がするんだけど・・・・・(≧∀≦)早いなー!嬉しいなー!

一枚の便箋 闇の話

ダイの心の乱れはしばらくして落ち着いたように大人には見えていた。

でも実際はそうではなく、話題として薄くなってしまっただけだったように思う

実家に戻ってからのクーは落ち着くでもなく相変わらず些細な事でギャーギャーと喚くから、妹夫婦は実家に近寄らないし父親は腫れ物に触るようになのか極力関わらないようになのかで過ごす

そんなストレスの中「ちょっと買い物へ行ってくる」と出掛けたきり1ヶ月以上戻って来ないクーが「今度は何をしでかすか」というピリピリとした雰囲気がダイの不安を閉じ込めてしまったのだろう

娘・姉の消息が分からないという事に慣れる、というのは何とも悲しいというか理解に苦しい事だけど、傍に居てトラブルに胃をキリキリさせるなら何処で何をしているか分からない方がマシと言うのは今までのクーを見ていると何となくわかる気がする。

きっとあの家は本来の「家族」の形をずっと前から無くしてしまっていたんだろう。

「ダイはどう?」と何度か連絡をしたけれど「落ち着いてるみたい」と言われてクーの愚痴になる

クーの妹はもうとっくに「クーの妹」ではなくダイだけでない「3人の子供の母親」になっている
私に出来ることはせいぜい誰彼に言えないクーへの愚痴を聞く事くらいしかない。

「いっそ死んでくれたらいいのに」

あの一件以来、クーの妹の言葉は日に日に強くなっていた




それからどれくらい経っただろう、1年までは経ってないと思うけれど長い時間が経ったある日

関東を遠く離れた県の住宅街でクーが意識朦朧状態で倒れていたという知らせが入り、そこからの流れは良く分からないけれどクーは埼玉のとある精神病院へ入院した

「殺風景な部屋でね、窓には鉄格子があって牢屋みたい。」
クーの妹はそう言って心底疲れたような笑いをして
「いつ行っても何を言っても怒鳴るの、でね、怒鳴っているうちに何を言ってるか分からないような変な喋り方になってヨダレをダラダラ流すのよ」と溜息をつく

よくよく聞いたら薬物中毒らしかった。


ある日、実家に1通の手紙が届いた

「もくれんちゃん、おねがいあいにきて」

子供みたいなグニャグニャの字で最後に「クーより」で締められた1枚の便箋は「●●病院」という何とも殺風景な封筒に入っていた

木蓮はもちろん返事をしなかったけれど、その日からほとんど毎日のように同じ文面の便箋が一枚だけ届く

それを無視していたら今度は「クーの担当看護婦」の田村さんから長い長い手紙が届いた


クーが普通の人には考えられないような大変な思いをして精神を病んでいる事

唯一の親友である木蓮に会いたがって毎日田村さんに木蓮の話をしている事

家族が誰一人としてクーの顔を見ずに洗濯物や日用品だけの為に病院へ来る事

息子に会いたがっている事

そこには仕事熱心であろう田村さんがクーにうまく丸めこまれて懸命に綴られた字が並ぶ

昔からクーはそういう人を見極める目だけはピカイチだ


田村さんの願いは「木蓮がクーに会いに行く事」「そしてクーに息子を会わせる事」「家族が受け入れをOKしないとクーが病院を出る事は出来ないから家族を説得して欲しい事」

そのどれもこれも木蓮には出来ない事なのに、田村さんの手紙攻撃は勢いを増しながら続いていた

天国ではない話 闇のカタチ

ここ数日妙にテンションが高い記事を書いていたのには、ちょっとした理由がある。

すっかりヌクヌクと平和ボケしていた木蓮に、闇がすぐそこまで迫っていた。

そのたびに闇の話を書かなくてはいけないなと思っていたのだけど、やっぱり色々と思う所があって書けないまま過ごしていた。

そして、順を追って書くけれど、さっき


木蓮の闇がカタチを変えた


それは木蓮にとってある意味幸せで、ある意味不幸かも知れない。

まだ何の実感もない。

ただ悲しい事に、そうなったら闇が晴れるんじゃないかという考えは甘過ぎたみたい。


今はまだ実感がないだけなのかな?

良く分からないな


それを確かめる為に、そして自分の闇がどう変化するのか知る為に


近日中にクーに会います。

天国な話

おはようございまーす(≧∀≦)木蓮です!

今日は会社に木蓮しかいない天国状態ですよぉ♪
自慢じゃないけどお給料泥棒ですからね、今日はその本領発揮ですよ!(いばるな!)


ってことでー、今日もせっせと秘密秘密♪

じゃん☆



あら?木蓮痩せた?と思った方、挙手(≧∀≦)ノ

よーく見てね、トリックアート的になってるからね(笑)いやいや、やっぱり良く見ないで(笑)直感に任せたほうが良い時もあるよ!あるよ!

後ろ姿のみ許可が出たのでお披露目~♪
何て言うんですかね?ライトなボンテージ?前のウエスト部も締め上げでキッチりボンレスハムってますよー(笑)
それ見て「ああ、お中元の時期だなぁ」と思った事は内緒だよwwwwwww


エッチな秘密は一日を背筋ピーン♪にしますよね(≧∀≦)
柳田さんは別の意味でハラハラドキドキするみたいですけどね(苦笑)



何て事をニヤニヤしながら書いてたら、天国から一転する出来事が2個もあったので「天国じゃない話」へGO!

スマホにて

またまたスマホでブログチェックしてますけど、相変わらず上下にエロマンガ及びおツンツンサプリ?らしき広告がある(笑)

「女がしゃぶりたくなるぺ○ス」と、まるで「世界が嫉妬する髪」みたいなテンションのサプリ広告はさておき…

エロマンガ!

ま、ね、ちょっと見たい気もするシチュエーションもあるけど(木蓮、手が引っ掛かっちゃって抵抗出来ないアレ、読みたい(笑))

「弟と…」とか、無理。
どうしても実在するマイブラザーが浮かんでしまう。

そんなものだよね?

常にパンツ一丁で寝ていて、1年に300日くらいヨコチンしてるマイブラザーが浮かんで「ないわ…」って思ってしまう


で、最近よく出てる


「叔父と…」ってやつも同様に無理。

だって、木蓮の叔父さん…




アホの坂田さんにソックリなんだもん(´д`|||)
むしろ自覚してて、自分で寄せて行ってるんだもん(´д`|||)

会うたびに増してるんだもん!


ないわ…いろんな意味でないわ…(笑)

って事で(σ≧▽≦)σおやすみなさい!

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はじめまして

木蓮

Author:木蓮
木蓮と言います。
ちょっとだけお引越ししましてドキドキしております。

基本アホな事を書きますが時に「いやらしい事」を書く予定がありますのでご用心(≧∀≦)ご用心て…。

毎日の色々な想い・想い・重い(ボディ)をワキャキャと書いていけたらいいなぁなんて思っております。

初心者であまり仕組みを理解しておりませんが、リンクしていただけたりすると嬉ション漏らす勢いで喜びます(≧∀≦)嬉ション!

こんなお下劣な木蓮でございますが、どうぞよろしくお願いします。

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